地域生活の安定は住民異動手続きから

路上生活を脱却し、アパートでの生活をはじめた方がいます。
まず、最初に行うのは、住民異動の手続きです。
一般的な住民異動は、転出証明書を転入先自治体に提出することにより、簡単に行えます。
ただ、この方は、住民異動をするという手続きを知らなかったために、生まれてから約70年手続きをされなかったのです。
(このような状況は、路上生活をされた経験や、飯場生活が長い方に多くみられます。)
そのため、住所が職権消除されてしまっていました。
こうなると、本籍地から戸籍謄本と戸籍の付票という書類を取り寄せて、転入先自治体で「住所設定」という手続きが必要となります。
その手続きをするために、お手伝いさせていただきました。
住民基本台帳カードを作成するために、写真撮影。
この機械もはじめて使用するとのことでしたので、一緒に操作しました。
今度は電話の設置や、銀行口座開設などを行います。
一歩一歩、生活安定にむけて、ご協力させていただく予定です。
住民登録がないと、あらゆる制度や行政サービスの利用を妨げられることが多いので、とても大切な支援です。
スポンサーサイト