さいたま市で餓死された方の報道を受けて
報道でご存じのとおり、さいたま市民のご家族が餓死をされた状態で発見されました。
2010年8月にもさいたま市では熱中症によって、生活困窮者が自宅でなくなる事件が発生しています。
当時もさいたま市へ要望を出しましたが、協議の場や再発防止策の設定が不十分なままになっていると思います。
行政の方や民生委員さんを責めることでは問題は解決しません。
わたしたち市民が他人事として捉えることなく、協議する場を設置することが大事だと思います。
それがなければ同様の事件が今後も発生すると思います。
不動産協会、保証会社、水道局、電気会社、民生委員、NPO、福祉行政、保護司、弁護士、司法書士など自殺対策同様に生活困窮者の発見をしやすい立場にある人々を対象としたゲートキーパーの要請も手段のひとつだと思います。
まずは一緒に継続した協議の場を設定し、方法は一緒に検討いただけたらありがたいです。
報道で明らかになる餓死事件は氷山の一角です。
多くの場合、病死にまぎれて表に出て来ないためです。
そして、餓死や凍死など生活困窮や孤立を背景にした死亡者は全国で発生していますし、今後もその発生が懸念されます。
まず、さいたま市から反省を活かす取り組みが求められていると思います。
地域の皆さんと一緒にさいたま市の孤独死や貧困をなくしていきたいと思っています。
行政の皆さん、地域の皆さん、ぜひ協働をお願いいたします。
<NHKニュースより引用>
20日、さいたま市のアパートで死亡しているのが見つかった親子と見られる男女3人は、去年の夏以降、経済的な理由で水道料金を滞納していましたが、この情報を市の水道局が福祉の担当者に伝えていなかったことがわかり、さいたま市は連携のあり方を検討するとしています。
おととい、さいたま市北区のアパートの一室で、60代と30代の親子と見られる男女3人が死亡しているのが見つかり、警察は餓死した疑いがあるとみています。さいたま市水道局によりますと、3人は去年7月分以降の水道料金を滞納していて、11月に担当者が督促に訪れた際、妻とみられる女性が「夫が入院中で支払いが難しい」と話していたということです。その後も水道局では去年12月から今月にかけて5回部屋を訪れましたが、いずれも応答はなく、担当者は督促などのメモを残しただけで、生活保護などを受け持つ市の福祉担当者にはこうした情報を伝えていなかったということです。3人が遺体で見つかった時、部屋には食べ物がなく、現金は1円玉が数枚あっただけでした。さいたま市は連携のあり方を検討するとしています。低所得者の支援に取り組むさいたま市のNPO「ほっとプラス」の藤田孝典代表理事は、「家賃を滞納していたり電気が止められたりと、本人たちは何らかのSOSを出していたと思う。生活保護が必要な人を早く見つけて支援に結びつける仕組みづくりが必要だ」と話しています。
<毎日新聞記事から引用>
さいたま餓死?:悔やむ民生委員「リスト登録あれば」
3人の遺体が見つかった部屋の玄関=さいたま市北区吉野町2で2012年2月21日午前10時35分、平川昌範撮影 さいたま市で20日、男性2人と女性1人の遺体が見つかったアパート1階の世帯が、民生委員の見回り対象になっていなかったことが、さいたま市への取材で分かった。市は住民登録などを元に見回り対象者のリストを作成するが、この世帯は住民登録されていなかった上、公共料金などの支払いが止まったとの情報も市に伝わっていなかった。
市によると、民生委員の見回り対象は(1)65歳以上の高齢者のみの世帯(2)高齢者の単身世帯(3)母子家庭(4)生活保護受給世帯--などで、住民登録を元にリストを作成する。遺体が見つかった部屋に住んでいた60代の夫婦と30代息子の3人は、住民登録がなく、高齢者のみの世帯でもなかったため見回り対象とされていなかった。
アパートのある地区を担当する民生委員の女性は「市からもらったリストには入っていなかったので、家に行ったことがない。何も分からず驚いている」と悔やむ。
この世帯は水道料金や家賃の滞納が続き、昨年12月ごろには電気とガスが止まっていた。市によると、同市や民生委員に、こうした公共料金の未納などの異変を知らせる通報はなかったという。
一方、市は、10年8月に電気を止めていた市内の無職男性(当時76歳)が熱中症で死亡したことを受け、同年9月に東京電力、東京ガスと、未納世帯の情報についての話し合いを持った。
しかし、同市福祉総務課によると、「滞納者が必ずしも生活困窮者ではない」などの理由で、滞納している住民から電力会社などの事業者に相談や依頼があった場合のみ、事業者が市などに連絡することになっているという。【飼手勇介、林奈緒美、西田真季子】
2010年8月にもさいたま市では熱中症によって、生活困窮者が自宅でなくなる事件が発生しています。
当時もさいたま市へ要望を出しましたが、協議の場や再発防止策の設定が不十分なままになっていると思います。
行政の方や民生委員さんを責めることでは問題は解決しません。
わたしたち市民が他人事として捉えることなく、協議する場を設置することが大事だと思います。
それがなければ同様の事件が今後も発生すると思います。
不動産協会、保証会社、水道局、電気会社、民生委員、NPO、福祉行政、保護司、弁護士、司法書士など自殺対策同様に生活困窮者の発見をしやすい立場にある人々を対象としたゲートキーパーの要請も手段のひとつだと思います。
まずは一緒に継続した協議の場を設定し、方法は一緒に検討いただけたらありがたいです。
報道で明らかになる餓死事件は氷山の一角です。
多くの場合、病死にまぎれて表に出て来ないためです。
そして、餓死や凍死など生活困窮や孤立を背景にした死亡者は全国で発生していますし、今後もその発生が懸念されます。
まず、さいたま市から反省を活かす取り組みが求められていると思います。
地域の皆さんと一緒にさいたま市の孤独死や貧困をなくしていきたいと思っています。
行政の皆さん、地域の皆さん、ぜひ協働をお願いいたします。
<NHKニュースより引用>
20日、さいたま市のアパートで死亡しているのが見つかった親子と見られる男女3人は、去年の夏以降、経済的な理由で水道料金を滞納していましたが、この情報を市の水道局が福祉の担当者に伝えていなかったことがわかり、さいたま市は連携のあり方を検討するとしています。
おととい、さいたま市北区のアパートの一室で、60代と30代の親子と見られる男女3人が死亡しているのが見つかり、警察は餓死した疑いがあるとみています。さいたま市水道局によりますと、3人は去年7月分以降の水道料金を滞納していて、11月に担当者が督促に訪れた際、妻とみられる女性が「夫が入院中で支払いが難しい」と話していたということです。その後も水道局では去年12月から今月にかけて5回部屋を訪れましたが、いずれも応答はなく、担当者は督促などのメモを残しただけで、生活保護などを受け持つ市の福祉担当者にはこうした情報を伝えていなかったということです。3人が遺体で見つかった時、部屋には食べ物がなく、現金は1円玉が数枚あっただけでした。さいたま市は連携のあり方を検討するとしています。低所得者の支援に取り組むさいたま市のNPO「ほっとプラス」の藤田孝典代表理事は、「家賃を滞納していたり電気が止められたりと、本人たちは何らかのSOSを出していたと思う。生活保護が必要な人を早く見つけて支援に結びつける仕組みづくりが必要だ」と話しています。
<毎日新聞記事から引用>
さいたま餓死?:悔やむ民生委員「リスト登録あれば」
3人の遺体が見つかった部屋の玄関=さいたま市北区吉野町2で2012年2月21日午前10時35分、平川昌範撮影 さいたま市で20日、男性2人と女性1人の遺体が見つかったアパート1階の世帯が、民生委員の見回り対象になっていなかったことが、さいたま市への取材で分かった。市は住民登録などを元に見回り対象者のリストを作成するが、この世帯は住民登録されていなかった上、公共料金などの支払いが止まったとの情報も市に伝わっていなかった。
市によると、民生委員の見回り対象は(1)65歳以上の高齢者のみの世帯(2)高齢者の単身世帯(3)母子家庭(4)生活保護受給世帯--などで、住民登録を元にリストを作成する。遺体が見つかった部屋に住んでいた60代の夫婦と30代息子の3人は、住民登録がなく、高齢者のみの世帯でもなかったため見回り対象とされていなかった。
アパートのある地区を担当する民生委員の女性は「市からもらったリストには入っていなかったので、家に行ったことがない。何も分からず驚いている」と悔やむ。
この世帯は水道料金や家賃の滞納が続き、昨年12月ごろには電気とガスが止まっていた。市によると、同市や民生委員に、こうした公共料金の未納などの異変を知らせる通報はなかったという。
一方、市は、10年8月に電気を止めていた市内の無職男性(当時76歳)が熱中症で死亡したことを受け、同年9月に東京電力、東京ガスと、未納世帯の情報についての話し合いを持った。
しかし、同市福祉総務課によると、「滞納者が必ずしも生活困窮者ではない」などの理由で、滞納している住民から電力会社などの事業者に相談や依頼があった場合のみ、事業者が市などに連絡することになっているという。【飼手勇介、林奈緒美、西田真季子】
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